「なぜ◯◯◯しなくてはいけないのか?」
武道家の話しついでに、
今日は、
「なぜ◯◯◯しなくてはいけないのか?」
というお話しをしたいと思います。
武道、少なくとも、剣道の修行の世界には、
「なぜ◯◯◯しなくてはいけないのか?」
がサッパリ分からないまま( ̄  ̄)
稽古を重ねることが多いのです。
未熟者は、分からないことだらけで
「なぜ◯◯◯しなくてはいけないのか?」なんて、
考える暇もないうちに、
繰り返し繰り返し、稽古に励むのです。
例えば、
なぜ、いつも右足が前で、左足が後ろじゃなければいけないのか?
普通に歩いたり、走ったりした方が早そうじゃん!
なんで「すり足」なんか窮屈なことしなくちゃいけないの?
とかは、考えないんです。
例えば、
なぜ、振っても当たりそうもない、
こんな遠〜くから始めなきゃいけないの?
とかも、考えないのです。
もっと基本的なこと言えば、
夏でも冬でも同じ格好って・・・
夏、暑すぎだろ!これっ!
もっと、メッシュの剣道着とか、
クールビズとかないの!?
っていうか、
頭の先から手の先まで全部覆っているくせに、
なんで靴だけ履かないんだよ?
だから、足の皮、ベロベロ剥けちゃうんだろ!?
とかも、いちいち、疑問に思わないんですよ。
※藤野は実は、小学生の頃、
ず〜〜〜っと、
こういうことを色々考えていたのですが・・・
口には出しませんでした。。。( ̄ー ̄ )
で、挙げ句の果てには、
稽古終わってからも、
「袴はこういうふうに畳みなさ〜い」とか言われて、
もう意味不明なまま、
とにかく、見よう見まねで
できるようになったことを覚えています。
通称:出世だたみ
折り目に沿ってたたむので、シワも少なく、
履きたいときに直ぐに紐が解けて、直ぐに履ける。
直ぐに出陣できる→出世できる。のだそうだ。
もう、何千回、畳んだことか・・・
で、この
「なぜ◯◯◯しなくてはいけないのか?」は、
稽古の中で!その訳や意味や効果を見出すものなのです。
理屈では、教えてくれないのですよ。
武道の世界では。
誰も何も教えてくれない。
観て、盗んで(真似をしてみて)、打たれて、覚える(会得する)のです。
もう一度言います。
観て、盗んで(真似をしてみて)、打たれて、覚える(会得する)のです。
屁理屈から身に付けるものなど、
一つも、ただの一つもないのです。
藤野も、3歳の頃から
剣道場という場所に生きてきましたが、
「先生〜、どうして○◯◯しなくてはいけないのですか?」なんて、
そんな事聞いているヤツを、
ただの1人も、ただの一度も、
見たことも、聞いたこともありません。
だから、
私たち大人のあり方も、
何かを身に付けたいと思ったら、
理屈ばかり振りかざしていないで、
効率ばかり追い求めてないで、
まず、素直に、無心に、ひたすらやってみる。
とにかく最初は分からないまま数をこなしてみる。
その数稽古の中で体得する。
みたいな心算(こころづもり)が、
必要なのではなかろうか?
みんな、
失敗を恐れすぎてるような気がする。
失敗を恥ずかしがりすぎるように見える。
何事も、
観て、盗んで(真似をしてみて)、打たれて、覚える(会得する)のです。
時間かかっても、
格好悪くても、
効率悪くても、
いいじゃん。
読んで暗記したようなものは、
直ぐに忘れてしまうし、
イザ!という時には役に立たないものです。
でも、
観て、盗んで、打たれて、会得したものって、
生涯二度と忘れるものではないし、
ここ一番で、自分を守って活かしてくれるのです。
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