日経BP社のビジネスメールリサーチによれば、
平均的なビジネスマンは、
毎日10〜30通のビジネスメールを受信している、
さらに、1〜10通の迷惑メールを受け取っている、と言われています。
つまり、
あなたが送る大切なメールを読んで貰うためには、
30〜40通ほどのメールの中で、
特に「目立つ件名/開封される件名」をつける必要がある、という事なのです。
言い換えると、
メールの件名の付け方次第で、
ビジネスチャンスをものにできるか、
みすみす逃してしまうか が決まるという事なのです。
そこで!
今日は
読んでもらえるメールの件名の作り方
をご紹介します(^ ^)
読まれるメールの件名の共通点
「目立つ件名/開封される件名」は、
以下の4つによって構成されている。
- 読者に価値(役立つこと)が伝わる
- 具体性が伝わる
- 緊急性が伝わる
- 魅力的である(目立つ)
このテクニックは、
ダイレクトメールやメールマガジンを運営している人にとって
必要不可欠なものだと確信します。
そしてこれは、セールスレターにも応用可能な
文章全般に渡って普遍的なテクニックでもあるのです。
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
1.役に立つことを伝える
いくつかの答えが考えられますが、
最も確実かつ安定して高い結果を出すメールの件名とは、
「役に立つことが伝わる」件名 です。
例えば、あなたは紳士用スーツメーカーのスーツ株式会社に勤めているとします。
そして、新着のスーツを紹介するために
顧客リストに対してメールを送ろうとしているものの、
メールの件名を、あまり考えずに、
「スーツ株式会社からのお知らせ」
とした。
実際に、このような件名のメールを目にする機会は驚くほど多いんです!
しかし、これでは、
ほとんどメールが開封すらされないことがわかるでしょう。
これを、「役に立つことが伝わる件名」にするにはこうすれば良いのです。
「涼しく快適な夏用スーツのお知らせ」
いかがでしょうか?
例えば、夏の暑さにうんざりしている営業マンが、この件名を見ると、
「少しでも暑さを抑えられるかもしれない(=自分にとって役立つ)」
と期待を持って開いてくれるかもしれない。
このように、メールの件名には、
必ず「役に立つこと」が伝わる文言を加えましょう。
2.具体的に伝える
さて、メールの件名に「役立つこと」が伝わる文言を入れられたわけですが、
まだ、何だか足りないような気がする・・・。
そんな時は、
次のように 具体性を加える と件名がグッと引き立つ。
例えば、次のように、
「涼しく快適なイタリア製夏用スーツのお知らせ」
いかがでしょうか?
さっきのものよりも、具体的なイメージを持つことができると思います。
このようにメールの件名に具体性を入れるには、
以下のような文言を加えると良いのです。
- 商品の産地:イタリア製/フランス製/イギリス製 etc…
- 材料の質:天然の綿100%/サラサラの絹/特別な麻 etc…
- 作った人やブランド:有名デザイナー監修/アルマーニ etc…
- 有名人の推薦:ジローラモがお薦め!/女性ウケNo.1! etc…
このように、メールの件名に具体性を追加する方法はいくらでもあります。
そして、一つ注意して頂きたいのは、
具体性を入れる時は、
ターゲット選定を間違えると効果が半減する( ̄  ̄)
ということ。
例えば、20代前半の見込み客リストにメールを送るとしたら、
次の件名の方が、確実に反応が高くなる。
「女子ウケNo1!涼しく快適な夏用スーツのお知らせ」( ̄∀ ̄)
さて、
「役に立つこと」と「具体性」を入れただけで、
かなり読まれる件名っぽくなって来ました。
そして、次に伝える緊急性を追加すると、
さらに飛躍的に開封率が高まります。
3.緊急性を伝える
多くの人は、ちょっと気になる情報があったとしても、
「今は忙しいから後で見よう」と考えます。
そして、その「後で」の時は、二度とやって来ないのですが・・・
これを防ぐためには、件名で、
「今すぐにメールを確認するべき理由」を追加すると良いのです。
そのために必要な要素が緊急性。
この緊急性を追加すると、メールの開封率は驚くほど上がります。
例えば、次のような文言を入れてみよう。
「10着限定!涼しく快適なイタリア製夏用スーツのお知らせ」
いかがでしょうか?
うかうかしていると、
10着しかないスーツがなくなってしまうので、
このスーツに興味がある人は、今すぐに開封せずにはいられないでしょう。
このように緊急性を伝えるための方法としては、
以下のようなものが効果的です。
- 期間を限定する:3日間限定!/本日限り etc…
- 個数を限定する:先着5名様/毎月50本限り! etc…
- 価格を限定する:50%OFF!/20000円引き etc…
さて、
メールの件名に緊急性を加える際は一つだけ注意点があります。
それは、「緊急性」と「役に立つこと」は同時に伝えるということ。
なぜなら、
「役立つこと」を加えることで、行動することのメリットが生まれ、
「緊急性」を加えることで、行動しないことのデメリットが生まれるからなんです。
そして、「役立つこと」と「緊急性」を一緒に伝えることで、
買うメリットと買わないデメリットが同時に伝わり、
今すぐに行動せずにはいられなくなる=開封される=読まれる。
例えば、
「最高級スーツが3万円引きで手に入る!」という文言を見ると、
人は「お得だな」と感じる。
その時に、同時に「本日限り!」という文言があると、
「今すぐ行かないと3万円損してしまう!」と感じることがお分かり頂けるでしょう。
実際藤野も、セールのラストの日に、
メールの件名に緊急性の文言を入れて送信しただけで、
それまで一日1本程度だった売上が、一気に5本になった
という経験をしたことがあります。
このように、緊急性には人を行動に駆り立てる大きな力があるのです。
そしてそして
4.目立つ
これまでの3つの要素を使って、メールの件名を書くだけで開封率は驚くほど上がります。
それができるようになれば、「読まれるメールの件名の完成型」と言ってもいいでしょう。
しかし、最後にもう一つだけ
超重要なテクニックがあるのです!
毎日、メールボックスに数多く届くメールの中で、
あなたのメールだけを、目立たせるテクニック。
それが、Unique(件名を装飾して、見た目を目立たせること)なのです。
例えば、以下のように装飾を付けると、より目立つことが分かるでしょう。
ノーマルの状態
10着限定!涼しく快適なイタリア製夏用スーツ
カギ括弧を使う
『10着限定!』涼しく快適なイタリア製夏用スーツ
星記号を使う
★10着限定!★涼しく快適なイタリア製夏用スーツ
このように、件名に、他の人が使わないような目立つ記号を入れると、
メールがズラと並んでいるメールボックスの中で、
あなたのメールが、ひときわ目立つようになります。
この一工夫をするだけで、
あなたのメールの件名をしっかりと読んでくれる人が増えるのです!
そうやって、メールの件名を読んでくれる人が増えると、
結果的に開封率が上がります。
「出る杭は打たれる」と言いますが、
メールの件名に限っては目立てば目立つほど良いのです!
今日ご紹介した4つは、
ダイレクトメールはもちろん、ビジネスメールでも十分に使えるテクニックだと思います。
これから、あなたがメールを書く時は、ぜひ!
- 読者に価値(役立つこと)が伝わる
- 具体性が伝わる
- 緊急性が伝わる
- 魅力的である(目立つ)
の4つに果敢にトライしてみて頂きたいのです\(^o^)/