2018
06.04

一瞬で、美味しいトマトを見分ける方法

藤野 淳 物語

 

「トマトの出荷規定」 というものがあるんです。

 

 

各地域のJAとか生産者組合とかで決められている規定で、
もちろん、品質管理を厳格におこなって、
自分たちのブランドを守り高めていくには絶対必要。
トマトに限らず、どこの出荷元にも青果の出荷規定は必ずあるものです。

 

 

<実在する、ある JAのトマト出荷規定>

(入数・重さ/ 4Kg箱)

2L  15個以下  260g以上
 L   16~20個   180~260g未満
 M  21~24個   160~180g未満
 S  25~30個   140~160g未満
2S   31~35個   110g~140g未満

(色味)

1.普通トマト:果頂部の着色が10円銅貨の大きさの時に収穫
2.完熟トマト:全体の8割が着色時を収穫適期とする
3.着色度合いが不揃いにならないように、十分注意をして箱 詰めする。
4.過熟果は絶対に混入しないようにする

 

 

で、今日は、

今時、こんな出荷規定があるもんだから、
美味しいトマトが少ないんだよというお話し。

 

だって、
(色味)の1番を、もう一度よく読んでくださいよ。

1.普通トマト:果頂部の着色が10円銅貨の大きさの時に収穫

ですよ。

 

つまりトマトのお尻(尖った方)が
10円玉ほど色付いたときには収穫せにゃならんのですわ。

 

 

これは生産者の皆さんも、
辛いんじゃないかな〜と思うのです。

 

 

 

トマトは収穫してから置いておくと赤みが増します。
緑色をしていても数日おくとと真っ赤になります。

しかし!
「糖度」は収穫したときに決まってしまうので、変化はないのです。

 

赤くはなっても、
甘くはならない。という事。

 

 

これ、「追熟」って言います。

でも、
バナナは「追熟」すると糖度も増しますが、
トマトとかメロンは「追熟」しても糖度は上がらないんです。

 

 

 

これを知っておいて頂いて、
今日は、

トマトをより上手に赤くする方法と、
より美味しいトマトを見分ける方法、

をお話したいと思います。

 

 

 

これ、築地市場の仲買さん達もやっている事なので
間違いありません。

 

 

<トマトを赤くする方法>

 

1.常温に置く


トマトを追熟させる方法で、最も簡単な方法です。

日の当たる窓辺などに、常温でトマトを置いておくだけです。
この方法で夏は、少し青いくらいのトマトは数日で真っ赤になります。

秋頃、涼しくなってからでも時間はかかりますが、

この方法で追熟することは可能です。

トマトを置く時は、必ずヘタを下にして置くようにします。

ヘタを上にしておくと、実の接地面から傷んできてしまいます。

 

2.新聞紙にくるむ


まず、新聞紙と霧吹きを用意します。

用意した新聞紙に霧吹きで水をかけ、新聞紙を湿らせます。
湿らせた新聞紙で追熟が必要なトマトを包み、

風通しのよい直射日光の当たらない場所に置いておきます。

秋になって室内が乾燥している場合は、

トマトを包んだ新聞紙をビニールに入れて、

軽く口を結んでおくと、乾燥を防ぐことができます。

この方法も簡単ですが、新聞紙が乾いてきたら、

また霧吹きで水をかける必要があります。

 

3.リンゴと一緒に置く


追熟が必要なトマトを、
リンゴと一緒にビニール袋に入れて、
室温で置いておきます。

リンゴから発生する「エチレンガス」の効果により、トマトが赤くなります。

リンゴのガスを利用した追熟方法は、トマト以外でもよく使われますが、

この方法はトマトでも同じ効果が得られます。

気温が低くなってくると、どうしても追熟に時間がかかります。

リンゴと一緒に入れておくこの方法だと、

比較的短時間で追熟させることができます。

どうしてもビニールに入れておく必要があるので、

気温が高い時期や湿気の高い時期は、

中が蒸れないように時々換気するようにしましょう。

 

 

 

まあ、このくらいは、
ネットで少し調べれば出てくる対策です。

 

 

<美味しいトマトの見分け方>

多分、これは知ってる人、少ないと思いますので、
今日は、スーパーで一目で見分ける方法をお伝えします。

 

ズバリ!

スターラインンが数多くハッキリと出ているもの。

 

 

トマトのお尻(尖ってる方)の中心から
放射線状にいく筋かの線が伸びているものが、甘いのです。

 

是非、トマトを二つ買って、
スターラインが出ているものと、
出ていないものを食べ比べてみて下さい。

 

この、スターラインこそ、
プロの八百屋の目利きポイントなんです。

 

一瞬、でしょ(^ ^)

 

 

 

でも、そもそも、

木成完熟のトマトが手に入れば、
こんな知識は必要ないんですがね。

 

 

 

 

ーーーーー

<今日の振り返り>

どの世界、どの業界でも、
本物とかプロが見れば、
「なんちゃって」は一瞬で分かっちゃう。

ハリボテは、痛々しい。
 
ーーーーー

 

 

 

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