〜藤野淳 前夜〜 超精鋭部隊 誕生

先行参入業者さん達が沢山いる、
競争過多な、単なる安売り・体力勝負的な

「業務用卸売り野菜販売」という業界に、

 

カット野菜という武器を引っさげて
後発組として挑んでいった藤野ですが、

 

 

<<前回までのストーリーはこちら>>

人生を変えた「玉ねぎ」の話
http://fujinojun.com/episode/onion/

個性豊かなジイジとバアバに囲まれて
http://fujinojun.com/episode/jiijibaaba/

カット野菜 誕生秘話
http://fujinojun.com/episode/cut/

 

 

 

その挑戦の、基盤でもあり
強力な人的資源となってくれたのが、

先日もお伝えした
うちのスーパーで働いていてくださっていた
「ちょっと変わった」スタッフさん達だったのです。

 

それも、
ただ「頭数」が揃っていただけではありません。

先日もお話しましたが、

 

例えば、
凄く美人さんなんだけど、耳が不自由で、
それゆえに会話が不得意だったお姉さん、

例えば、
片足が麻痺していたようなお掃除担当のおじちゃん、

明らかに「子供の大きさ」しかない
精肉担当のおじさんだったり、

人とのコミュニケーションがとにかく苦手で、
お愛想のひとつ、笑顔のひとつも見せられないもんだから、
客前にはいっさい出れないけれども、
1年を通した「青果」の流通事情に関しては、
神がかり的な予言までなすおじさんとか、

 

 

 

そういう、一風変わった、
でも、何か一つ
他の誰にも負けない得意技を持つ方が何人もいたのです。

 

 

そしてこの、
一風変わってはいるけれども・・・というスタッフ達こそが!

実は、他にも増して、
野菜を加工して納める「カット野菜」という
藤野にとっての「差別化要因」を見事に実現してくれた、
欠かせない戦力となったのです。

 

 

この、ちょっと変わった、
でも、優秀な加工野菜部隊、

本当に!ありえないほど!
優秀だったのです。

 

学生アルバイトを使おうと思えば、
仕事のマナーや包丁の持ち方から、
一々全て教えなければ使い物にはならないし、

近所の農家のおかあさん達に任せておけば
包丁の3倍くらいは口が動くような
「井戸端会議」になってしまって、業務としてはNGでした。

 

 

そして結局、
というか、やっぱり、

この「一風変わった、精鋭部隊」こそ、
カット野菜を任せる最適任な方達だったのです。

 

 

この「野菜のカット」という地味で根気がいる作業に、
彼ら、彼女らの持つ個性が、
素晴らしく良い方向に発揮されたのです。

 

・その「固執傾向」は、徹底的な模倣と再現力に!

・その「多動性」は、大量の加工物量に!

・その「偏った集中力」は、ひたすらな繰り返し作業に!

見事に転化してくれました。

 

 

カット玉ねぎひとつとってもても、
それはそれは素晴らしい出来上がりです。

例えば「牛丼用のカット玉ねぎ」

厨房のコックさんからもらって来た「仕上がり見本」と、
加工工程を撮影してきた数枚の写真をもとに、

切り口も、厚さも、長さも、
まあ見事に再現してくれました。

そして、その再現性を
彼ら同士で競ってくれるのです。

たった一切れのカット玉ねぎを、
みんなの前に置いておくだけで、

文句のつけようもないほど完璧に、美しく!
そして、素晴らしいスピードで、
黙々とカット加工に集中してくれました。

 

 

依頼どおりの完成度の高い加工品が、
短時間でどんどん生産されていくわけですから、
経営的にも申し分ありません。

もちろん、
納品先である現場のコックさんも
大満足してくださいました。

 

単純な「ムキ玉ねぎ」という加工から始まった
カット野菜のオーダーは、

量も頻度も、種類も、日に日に多くなり、
弊社の中核商品に育って行きました。

 

・ムキ玉ねぎ
・カット玉ねぎ(牛丼用)
・カット玉ねぎ(カツ丼用)
・みじん切り玉ねぎ
・カット人参
・カットじゃが芋
・カットレタス
・カットサニーレタス
・ムキにんにく
・つる取り絹さや
・手ちぎりレタス
・手ちぎりサラダセット

などなどなど、
厨房の依頼も多岐に渡り、

ひたすらの根気を要する「ムキにんにく」や、

※例えば100kgのにんにくを剥く作業、想像も出来ないと思います。
 素手でなんかやったら、簡単に「手の皮」が剥けてしまいます。

包丁を使わずに「手」だけを使った「手ちぎりレタス」とか、

ついには、シャトーキャロットのような、
少し高度な包丁技術を要する加工オーダーもお受けしました。

 

 

 

この、一風変わった超精鋭部隊のスタッフ達は、
オーダーが増えるたび、加工の種類が増えるたび、

人一倍の混乱と、
人一倍の集中力をもって、

全てのオーダーをクリアしてくださいました。

 

 

 

 

シーズンオフになろうとするある日、

この、我が家自慢の精鋭部隊の面々と一緒に
カット野菜を使ってくださっているホテルのレストランに
食事に出かけました。

藤野は、

「今日はお客さんなんだから、好きな物食べてよ!」
「全部!頼んでみようよ!」とけしかけました。

 

 

自分たちが加工した野菜が使われている
数々のお料理を目にして、そして、食べた時の、

彼ら彼女らのなんとも言えない、
誇らしげで、恥ずかしげな笑顔は、

 

20数年経った今でも、忘れることはできません。

 

 

 

 

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